大晦日といえばパーティー...ちがーう!
あーあ、2005年も終わりかぁ。毎年同じようなことを言っていますが...
大晦日です。ひできすは自宅におります。
大晦日といえば、大掃除。その前に一年の埃を落とすべくバブのお風呂に入る。お湯をためている間に、ご飯を炊く。ビールを片手に右足から浴槽へ。そして肩までお湯につかる。
あー、よ き か な...風呂のあとは手始めに風呂場の掃除。え、何で掃除してから最後に風呂に入らないのかって? だって、きれいにしたすぐ後にすぐ汚すのはいやじゃないですか。
家にいるのは僕一人。普段から使えない
「君の瞳は星だらけ」のフランス人は国へ帰ってしまうし、掃除
だけはつかえるSnigelは毎年恒例のドイツ。残るもう一人の同居人のドイツ人はというと、友達がドイツから訪ねてきており、この大混雑のDublin中心街へと出かけてしまった。
いやー、掃除というのはいったん始めるとあっちもこっちも気になって、止まらなくなりますな。しょっちゅう掃除ばかりしているSnigelの気持ちもわかるというものだ。
台所を掃除し終わると、ご飯の炊けたいいにおいがしてきた。もうこの辺にしておこう、いい加減疲れた。。そういえば朝から何も食べてない。
炊き立ての日本のご飯を、アジアマーケットで買ったキムチ、それと、台湾製のうなぎの缶詰で食べる。結構いける。
はー食った、食った。辛いキムチのおかげで、額から背中にかけてどっと汗が流れてきた。誰ですか、
最後に風呂に入れなんて言ったのは? あんたは正しい(僕はおおばか)。
さあ新年を迎える準備は整った。後はこの日記を終わらせて、友人宅で行われるパーティーに出かける。このパーティーは翌朝の10時まで行われる予定だが、去年は朝の6時まで騒いでいて、おまわりさんに怒られたのでそれで解散。今年はどうなるか。
皆さん、よいお年をお迎えください。そして、2006年もよろしゅう。
ひできす(拝)
お役御免となったFD、涙の復活
ひできすのノートパソコン、今使っているのは3台目です。先日ひょんなことから1台目(2台目はもう手元にない)のPC(Windows98)を動かしてみたんです。そしたら、ずいぶん昔に撮ったデジカメの写真がたくさんあるじゃあありませんか。
さてこれらの貴重な写真を今使っているPCに移動させるのにはちょっとした問題がありました。古いPCはデータをCDに焼けません。おまけにブロードバンド用のソケットもありません。ということはこれらの写真はフロッピーディスク(FD)に焼いて移動するしかないのです。
一回にFDに焼ける量は1.38メガバイト(MB)。一枚600キロバイト(KB)近くある写真が少なく見積もっても150枚以上ある。昨日はこれらの写真のサイズを1枚200KB程度まで落とし、さあ今日はいよいよFDに焼く作業。しかしここでさらに問題発生。
今使っているPCにはFDドライブがついていない(涙)。なんということか。古き良き時代に活躍していたFDは、大容量記録メディアのCD/DVDによってお役御免となってしまった。いや待てよ。そうだ、SnigelのPCがある!彼のデスクトップにはFDドライブがあり、さらにCDバーナーがついている。FDのデータはSnigelのPC経由でCDに焼かれ、ひできすの現役PCに移動できるというわけだ。
1枚のFDに焼ける写真は多くて7枚。そのFDを2枚使って、旧式PCからFD、FDからSnigelのPCに移す作業を同時進行で進めた。
途中、古いPCはフリーズ(PCがうんともすんともいわなくなること)したり写真データが壊れていたりして、作業は難航。ついにすべての写真を移動し終わったときには新しいPCに録音されているファンファーレを鳴らして自分をねぎらいました(寂)。
しかしSnigelと僕の部屋、隣とはいえ今日いったい何往復したんだ? 少なくとも
20往復はしたぞ。
よいクリスマスを
いやー、今年もやってきました、クリスマス。最近忙しくてようやくアップできました。そんな中、Snigelの奴は、自分のホムペほっぽり投げてドイツ行っちまいました(笑)。
昨日は用事があって超いやいやDublin中心街に出かけました。毎年のことですがどこからどう間違ってこんなに人が集まったのか。街の歩行者天国はまさに歩行者地獄と化し、人にぶつかるはぶつかられるは、太ったおばさんに踏まれるは、乳母車に踏まれるは、市場でバナナの皮を踏んで滑るは、カフェが混んでて入れないは、友達に荷物持たされるは、寒いは、日没が早いは、頭いたいは、金がないは(だんだん論点がずれて来たは…)。
それで、疲れ果てた後に、映画
King Kongを見てきました。で感想、
...長い!長い長い。180分という長さ。Lord of the ringsも顔負けの、しかも途中休憩なしだから、大人もガキもトイレに立つ(映画の前にビールを飲むんじゃあない)。2時間もたつとええかげん周りが立ったり座ったりあわただしくて、なかなか集中できなくなりました。え、そのほかに感想ないのかって?
女優のNaomi Wattsってきれいだねぇ。いや、そこで脱力しないでください。まだ見ていない人も多いだろうという配慮で、多くは語りたくないのどす(言い訳)。
今年のクリスマスイブはHowth Villageの友人宅でディナー(ダブリン在住の皆さん、24日のバスは
9時で終わりですよ。ご注意)。翌日は例のごとく交通機関が完全にストップなので家でこの間インドで買ったインド映画のDVDを見たりして、のんびりしようという計画というほどでもない計画。
皆さんもよいクリスマスをお過ごしください。
コメントを見る(旧ブログへ)
アイルランド帰国後、ひできすに起きた悲劇
ublinに戻ってきました。とりあえず、
寒いっす!そりゃ、インドに比べりゃ寒いわな。さて、ここ数ヶ月のごちゃごちゃスケジュールで僕の部屋もなぜごちゃごちゃ。そのごちゃごちゃ度は、見るに耐えないジャングルと化している。呆然としているひできすに、同居人のSnigelは優しくのたまった。
燃やせばあ?ええい、こんなやつ無視だ。しかし、どこから始めりゃいいんだ?
とりあえず、このうすだかく積まれた書類やら小物やら何やらを分類しよう。ひできすはベッドの上に4個ほどの箱を用意し、分類を始めた。中には分類できないものもあり、それらはただベッドの上に並べた。
おお、床が見えてきたぞ。
ひできす、いい滑り出しです。しかし、時すでに夕飯の時間。そういえば腹が減った。階下へ行きSnigelとカレーうどんを食べる。
夕食後Snigelは僕の部屋を見て、
「ひできす、あんた今日どこで寝るの?」
ん?おお、そりゃ君が正しい。ひできすは、ベッドの寝る場所を確保すべくこれらの箱やらその他もろもろを部屋の今あいている場所(って床しかない)へ。そして、悲劇は起こった。
部屋は片付ける前とほぼ同じ状態。おいら、片付けってほんっと駄目。
Snigelのにやけた顔が目に浮かぶ。しくしく。
感動をもう一度
海外滞在中の皆さん、こんな経験ありませんか?
「ああ、今度日本に帰ったらあれを食べよう、これを食べよう」
と、思いをめぐらす。いざ日本に帰るとそんなこと忘れてしまって、再度海外に出たとき後悔する。
あるいは、海外に長く住んで感動が薄れてしまい、日本から知人が訪ねてきたとき、自分が気づきもしなくなったことに感動する知人を見て新鮮な気持ちになる。
ひできす、インドにかなり慣れてしまい、ちょっとしたことでは驚かなくなってしまいました。これではいかんと思い、近所のショッピングセンターまでの道のりで、いくつか写真を撮ってみました。
まずこれ。

道路標識が少ないのに加え、
あってもあまり意味を成さないという写真。
こんなのはいかがでしょ。

名づけて、
ストリートバーバー。
ひできす、髪が伸びきっていますが、これはちょっと勇気がいる。え、お安くしとくよって? いや、ちょっと今日は、えっと、あ、ああ、おなかの調子が…(といって逃げる)
CABによる送り迎えのわな
外資系のコールセンターがぼこぼこオープンし続けるインド。サービスレベルの低下(少なくとも利用者がそう思う)からクローズするところもある中、低賃金の魅力には代えられず、特にヨーロッパ、アメリカの企業がこりもせずやってくる。日系企業はそこは慎重視しているようだ。
さて、そのコールセンターについて。
多くのセンターは、近代的なビルにはいっており、清潔で空調設備もしっかりしている。すべての社員には車での送り迎えが用意されており、一台に最高8人くらいを乗せて順番に各家を回っていく。センターは営業時間をヨーロッパやアメリカのそれに合わせているところが多く、公共交通機関を利用できないのが理由だと思ったらそうでもないようで、「市バスなんぞ汚いもんにあんたら正装した社員を乗せられん」といったカースト制度をにおわせる考え方が理由のような気がします。
というわけで、インドの特にデリー、ムンバイ、バンガロー、プネといった都市は、昼も夜もこの会社の用意する車(一般的にCABと呼ばれている)がうじゃうじゃ走っているのです。

ひできすもしばらくこのCABでホテルと会社の往復をしていましたが、今のホテルに移って以来使っていません。え、なぜって? そりゃあんたこのホテルは会社の隣にたっていますから。
CABを使わなくなって気がついた。
「帰りに飲みにいける」。そうCABを使っていたころはいつもその時間割にとらわれて、自由に行動できなかった。次のCABに乗せてもらうことは可能だが、事前に予約が必要。「面倒くさい、帰ろう」となる。だから社員同士は会社以外ではあまり会う機会がないらしい。
CABが待ってるから、もう行かなくちゃ。CABが遅れたから遅刻OK。CABが事故った。CABが寝過ごした。CABがCABがCABが...。
ひできすなら、きっとそのうちうつ病になるんじゃないかと思います。とりあえず1ヶ月は無事でしたが。ホテル移ってほんとによかった。
なんなんでしょ?
仕事の関係で空港へ向かったひできす、この空港がちょっとややこしいことを知っていた。
「チェックインまでが勝負だ」
しかし、経験豊かなひできすは問題なく目的のターミナルにバスで向かい、目的のオーストリア航空のカウンターを見つけた。無事にチェックインを済ますと、
「よし、かたずいた」
と、なんと家に引き返してしまった。
翌日朝起きると、自分の部屋のいつもの景色。ひできすははっとして
「おれは、こんな所で何をしているのだ?」
海外での会議に出席するはずだったひできすは、真っ青になって空港へ向かい、バスでターミナルに着くと、友人たちが僕が昨日チェックインで預けた荷物を持って待っていた。その中の一人が僕に歩み寄り、
「ひできす、君には失望したよ」
と言い残し、全員が冷たい視線を僕に浴びせながら今乗ってきたバスに乗り込み去っていった。
「なんなんだー、いったい?」と叫んだとことで目が覚める。
ん?ここはインドのホテル。見た夢を思い返すが、さっぱり意味を成さない。1分ほどボーっとしていたひできす、われに返り、
「なんなんだー、いったい?」何だったんでしょ、一体...(朝から疲れた)
毎日快晴のデリーですが
朝起きて8階のホテルの窓から外を見ると今日はスモッグがひどい。子供のころ広島に住んでいたとき、よくスモッグ警報が出て、学校が半日で終わったりしたのを覚えています。
で、デリー。空気の悪さは北京に負けません。
これが比較的いい日。

そしてこれが今日。

ね、すごいでしょ。向こうにあるマンションやオフィスビルがほとんど見えません。視界1キロといったところでしょうか。ちなみに写真は両方とも快晴です。
郊外向けの鉄道がなく車やバスに頼る都市構造と雨季が終わった9月からほとんど雨が降ってない事実に加え、砂漠化が進む隣の県から飛んでくる砂塵と建築現場の埃が絡み合い、数時間で鼻の穴が真っ黒になります。僕の鼻の穴を写真でお見せできないのがまことに残念(見たくない、見たくない)。
インドの滞在が残り少なくなってきました
インドの滞在が残り少なくなってきました。ひできすは毎日、「やり残したことはないか」、「思い残すことはないか」と思いをめぐらせています。
デリーオフィスの雰囲気はだんだんよくなってきました。大体が料金課(ひできすの専門)というのは一人でできるものではなく、周りと助け合いながら課全体が成長していくもので、雰囲気作りというのは重要な課題でした。
10月に初めて来たころは、まだ試験に合格していない人もいたりして随分と課の中で競争があり、ぎすぎすしていたものです。それが今は誰もが課全体の成長を考えて知識や経験を分け合うようになりました。
ひできすのデリーを去る日が近づいていることは皆もわかっており、自分も含めちょっとすっぱい雰囲気が漂っていますが、毎日明るい顔で僕の前に現れ、僕の知識と経験をむさぼるように吸収しようとする彼らを年下の兄弟のように愛らしく思うこのごろであります。
知識と経験以外に何かひできすから得るものがあったとするなら、たぶんそれは人間関係とポジティブな発想。そのこに気づいて「よかった」といってくれる人がいたら、それは「ひできすって天才」と言われるより(誰も言わないって)100倍うれしいのですが、どうなんでしょ。
同居人から教わったいたずら
アイルランドで売られている携帯は、5から10ヶ国語の言語を選べますが普通日本語は含まれていません。韓国産のSAMSONならもしかすると日本語表示があったりして。いやそんなことを言ったら、僕のPANASONICは日本製ではないか。なぜついてない?
いや今日はそんなことを言いたかったのではありません。
私が同居人から教わったいたずら。
人の携帯を持ち主の知らない言語に変えてしまう。いやー、意地悪ですね。なにせその言語を知らないと言語を戻せなくなりかねないのですから。
さて、これをインドでやろうとしたおろかなひできす、こちらの友人の携帯を勝手にいじろうとすると
うきっ?私が悪うごさいました。
性格の違い
今日は同じくインドに滞在している同僚の話。彼女はどちらかというと融通がきかない性格。
例えばレストランに入ると、かなり汚い。案内をするウエイターに僕なら、「やっぱいい。べつの店を見てみたい」とか言い訳をして逃げる。彼女は
「うわ汚い。こんなとこで食べれないわ」
と言って店を出る。
ではこの彼女、きれい好きでわがままなツーリストかというと、それがかなり無計画な、それでいて世界中の僻地を旅するベテラン。
僕らが泊まるホテルは、デリーの隣の県にあるGURGAONという町にある。デリーまでバスで行くのは結構大変。バスはすべてヒンディー表記。県外に行くバスには番号すらない。車掌に聞こうにもバスはもう動き始めている(バスは停留所で速度を落としそれに客が飛び乗るのが普通。子連れと着物を着た女性と老人の場合は止まる)。「慣れないと、独りではまず無理だね」と地元の人から聞いた次の日、彼女は
「デリー行ってきた。楽しかった」と、けろりと言ったものです。
数日後デリーに用事のあったA型の僕は地図などかなりの準備をしたうえで挑戦。ひとつ心配だったのは帰りに数あるバスが通過していく中で正しいバスを見分けて止めること。GURGAONのGUの字をヒンディーで覚えてバスの方向幕を読んでやろうと鼻息の荒いひできす、やってきたバスは速度を落とし、車掌が窓から「GURGAON,GURGAON」と叫んでいるではないか。
下調べに目を吊り上げていた僕の苦労はいったい…。
(県をまたぐバスに乗ると、なにやらいろんなチケットをどっさり渡される)
落ちがあるインドのセキュリティー
デリー市内で映画ハリーポッターを見てきました。

ところで、インドはセキュリティーの面で過剰なところがあるような気がします。駐車場の入口では鏡を使った爆弾チェック
(トランクはチェックしないという落ちがある)。

映画館がいい例で、入口に金属探知機とボディーチェックがあり、張り紙には酒、タバコ、ライター、マッチ、カメラ、買い物袋(なぜ?)などは持ち込み禁止。別に館内でタバコを吸う気などありませんが、映画の後新しくタバコとライターを買うのは面倒です。
というわけでタバコを2,3本財布に隠して映画館に入場しようとしたところ、
ちゃんとばれました。うーん、恐るべし。
ちなみにこのハリーポッター、インドではしばらく上映禁止になっていたのだそうです。理由は、何を勘違いしてか、ビルから箒を持って飛び降りて死んだり怪我をする子供が後を絶たないからとか。
ひできすがちょっと切れたのは…
デリーでは博覧会が催されていてホテルが混んでおり、先日3軒目のホテルに引っ越してきました。
ホテルの車は予約してあったのに来ていない。フロントで確認してもらうと”今向かっている”と言うので、のんびり新聞を読んだりしていたが、”今向かっている”から1時間経って、さすがのひできすも切れかけた。
フロントで「どうなってんのよ」と聞くと、
「あいやー、すいません。車
30分前に来ていて今も待っています。」
「ばほー!それならそうと、おいらを呼ばんかい!!」こういう事はここではよくあるのでいちいち切れてられませんが、ちょっと疲れがたまっていたのかもしれません。しかし、のんびり1時間も待っていたひできすはえらいというか、おばかというべきか…。