Monday, May 29, 2006

日本の春

いやー、日本は暑いっすね。今日僕の部屋は27度。自転車で市内を走り回っておりました。5月の風がうーん、気持ちいい。5月に帰国したのはアイルランドに住んで以来初めてで、いつもと違う感覚を楽しんでおります。今回の帰国は期間が短いのでアイルランドで時差ぼけを最小限にするため、朝4時に寝て昼ごろおきるようにしています。しかし、夜は長い。古本屋で漫画を買いあさったり、映画を借りてきたりして時間をつぶしています。映画といえばダヴィンチコードが上映中ですが、期待はずれという話を聞きました。ダブリンに帰ったら見ようと思っていたのですが、そんなにだめですか?誰か見た人いますか?

ダブリンは最悪級の5月でしたが、日本も雨が多かったそうです。ひできすがついた日は雨でしたが、それからは何とか持ちこたえているという感じです。でわ。


Monday, May 22, 2006

3断りの法則

Dublinに来て何度か聞いた話ですが、先日アイルランド人に根掘り葉掘り聞いてみました。
その話とは

3断りの法則

もうこれだけで何のことかわかった方も結構いるかもしれません。すなわち、人に何かを進められたらとりあえず遠慮しなさいということなのだそうです。ちょっと、ロールプレイングして見ましょう。

A「Bさん、ビールもう一杯どう?」

B「いや、そんな、悪いですよ」

A「Bさん、まあまあそうおっしゃらず」

B「いやいや、もうたくさんですから」

A「そこをもう一杯、ね」

B「そんなにいうなら、もう一杯だけ」


と、こうなるのです。これをBさんが2回目のオファーで

「そんじゃ、いただきます」

とやると行儀が悪いとなり、またAさんが2回遠慮された時点で

「あ、そう」

とやるとBさんはちと淋しいし、Aさんは本気で勧めてないとなる。


どうもここアイルランドではお金がなくても太っ腹に見せて自分持ちにするのが美徳のように思われているようなんですね。で、女同士でレストランに行き、支払の際には本気でしゃれにならない会話がされていることもあるらしい。

(両者もう3回以上あたしが払うと主張したのち)
A「あたしが払うっていってんでしょうが!」

B「なにを!払うのはあたしだー」

A+B「うきーっ!」



と、両者伝票を引っ張り合ってけんか腰。

つ、つかれる...

遠慮したり譲り合ったりというのはちょっと日本に似ていて面白いですが、喧嘩はいけません、喧嘩は。

ひできすはドイツ人のようにいつもワリカンのほうがどんなにか楽だと思いますが、どうでしょう?皆様のご意見ご希望をお待ちしております。


Sunday, May 14, 2006

温度差のお話

いやあ、おひさしぶりです。

ここんとこ忙しくって、ちっとも日記をアップできませんでした。忙しいといっても肉体的にハードだったわけではなく、精神的なものですが毎朝体がきしむようにがたがきているのは歳のせいでしょうか、いやそうは思いたくない。

同居人からは

「ひできす、最近やせたんじゃない?」

といわれる始末。

いやそれは困ります。大体ひできすは太らない体質で骨と皮しかないからこれ以上やせるはずはないのですが。

しかしこれは由々しき問題です。なぜなら休暇による日本帰国を2週間後に控えているのだから。日本で待っている親は毎日顔を合わせているわけではないので、久しぶりに会ったらさぞやげっそりとやせ細って見えるでしょう。そんなことで親を心配させたくありませんからね。

というわけで、今日からひできすはとにかく食べる。2キロ体重を増やすことを目標に日本帰国に望みたいと思うわけです。


ダブリンはここのところ夏日が続いています。5月で20度というのは暑いほうです。公共交通機関は寒さへの対処は出来ていますが暑さには無防備です。バスに乗ればむわあっとくる暑さで居心地が悪く、そこかしこから汗臭いにおいが漂ってきます。

これくらい暖かくなると酔っ払いが上半身裸で騒ぎ始めます。マンションのベランダから汗をかいた胸毛を光らせて何か騒いでいます。アイルランド人は平均体温が低いのでしょうか、それとも皮下脂肪が厚いのでしょうか?冬でもちょっと天気がいいと半そでで歩いている人が多いですからね。

Snigelとその彼女Mausiとで近所のパブに夕飯を食べに歩いていきました。夕方になると10度ほど気温が下がりすっかり秋の空です。ちょっと半そででは寒い。それでも半そで一枚で遊んでいる地元の中学生を横目に、コートの襟を立てる2人の日本人と1人のドイツ人でした。