« Home | 温度差のお話 » | 話題の対象とは » | さらに盛り上がっているらしい » | 盛り上がっております » | 今日は遠足の日 » | 電脳的桜前線 » | 春なのに...ひできすはちょいとブルー » | 意外と酔いが早かったオフ会でのひできす » | 期間限定真実紀行5周年おめでとうHP » | 貧乏人のためのってどういうことよ? » 


Monday, May 22, 2006

3断りの法則

Dublinに来て何度か聞いた話ですが、先日アイルランド人に根掘り葉掘り聞いてみました。
その話とは

3断りの法則

もうこれだけで何のことかわかった方も結構いるかもしれません。すなわち、人に何かを進められたらとりあえず遠慮しなさいということなのだそうです。ちょっと、ロールプレイングして見ましょう。

A「Bさん、ビールもう一杯どう?」

B「いや、そんな、悪いですよ」

A「Bさん、まあまあそうおっしゃらず」

B「いやいや、もうたくさんですから」

A「そこをもう一杯、ね」

B「そんなにいうなら、もう一杯だけ」


と、こうなるのです。これをBさんが2回目のオファーで

「そんじゃ、いただきます」

とやると行儀が悪いとなり、またAさんが2回遠慮された時点で

「あ、そう」

とやるとBさんはちと淋しいし、Aさんは本気で勧めてないとなる。


どうもここアイルランドではお金がなくても太っ腹に見せて自分持ちにするのが美徳のように思われているようなんですね。で、女同士でレストランに行き、支払の際には本気でしゃれにならない会話がされていることもあるらしい。

(両者もう3回以上あたしが払うと主張したのち)
A「あたしが払うっていってんでしょうが!」

B「なにを!払うのはあたしだー」

A+B「うきーっ!」



と、両者伝票を引っ張り合ってけんか腰。

つ、つかれる...

遠慮したり譲り合ったりというのはちょっと日本に似ていて面白いですが、喧嘩はいけません、喧嘩は。

ひできすはドイツ人のようにいつもワリカンのほうがどんなにか楽だと思いますが、どうでしょう?皆様のご意見ご希望をお待ちしております。


« Home | ページのトップへ » 



ひできすさん、こんにちは。もしかしたらもう今は日本に帰ってきてらっしゃいますかね?3断りの法則、某料理漫画で見たのですがどうやら韓国もそういう慣習があるようです。なんでも「韓国では目上の人からすすめられてすぐ酒を飲むことは許されないが、3度すすめられたら断るのはかえって失礼」なんだそうです。儒教文化の国では上下関係を厳しく守るので目上の人や年上の人の前ではタバコや酒は飲んではいけないとも書いてありました。まあ、でも今の韓国の若人達はどうなのかは分かりませんが・・・




すいません、つけたしです。僕はやっぱりデートの時は自分が全額払います。でも男同士で食事するならおごってもらいたいですね(笑)




Kiyoさん
そーですか、韓国にもそんなものがありましたか。男女関係の場合ここダブリンではアイルランド人の間では付き合い始めは男が払うケースが多いかな。共働きの多いヨーロッパではワリカンも多いようです。

ところでSnigel君、
PPMではなくて、PP&Mです。化石とか言ってると、本館荒らしてやるぞ(嘘、めんどい)。ちなみに私はひでかすでもひでばかすでもなくて、ひできすですが何か。




Takkiです。こんにちは。
アイリッシュの家庭で晩ご飯をごちそうになったときの話ですが、庭で食事の前におしゃべりをしているときに「ワインのおかわりは?」と聞かれて「あっ、ありがとう、いただきます」と即答したら、家内が苦笑しながら「日本では、何回か勧めたり断ったりを繰り返してからいただくのが普通で、Takkiは日本的にいうとお行儀が悪い(rudeって言われた^^;)のだ。」と言ってました。
そのときアイリッシュは「昔はアイルランドでもそうだったけど、最近はアメリカナイズされた。」って(やっぱ、rudeってことじゃん……)言ってました。
3断りの法則は、もう若いアイリッシュには通用しないかもしれませんね。




世代が変われば文化も変わる。日本も海外も変わらないんですね。ただ、この風習はアイルランドではまだまだ通用する印象を受けました。なんたって、若い世代に聞いた話ですから。



Post a Comment←コメントを書くにはここをぽちっとな