高知に行ってきたぜよ 3
東京を定刻に出た
サンライズ瀬戸号。次の停車駅横浜までの間、車内を探検してみた。
まずわれわれが往路のみ利用した
のびのび座席車両。これは寝台券なしで乗れる、まあいわば船のお座敷席みたいなもんですな。

毛布と枕カバーが付いてきます。なんたって、寝台券なしで横になれるのがいい。一応仕切りもあって、顔から上は自分のスペース。
こちらは復路で利用した
B寝台個室。


ドア1つおきに2階と1階が交互に並んでいる。ちと狭いが、こちらはちゃんと毛布に枕と、浴衣まで付いている。
部屋には目覚まし時計と暗証番号式ロックが付いており、旧式の3段式B寝台と同料金でB寝台個室が使える(サンライズは寝台車は全て個室)。
そのほか、喫煙所、サロン、自販機コーナーなどをチェックしたあと、自分の車両に戻り買っておいた缶ビールをカシュッと開ける。
列車は平塚あたりを爆走している。
坂出に着く40分前に目覚ましをセットして、さあ、後は寝るだけ。いやー皆さん、鉄道の旅っていいもんですね。
ところで、ひできすという人は何事にも緻密に見えて、実はどこかで重要なことをぽろっと忘れているタイプの人間です。
この日も列車がすでに熱海にさしかかるころ、
寝台列車利用に関するある重要な事実に気づいてしまった。
…時差ぼけで寝れん!(大粒の涙)…素直に新幹線で行けばよかった
…素泣きのまま、次回に続く。
列車は岡山に停車。(まだ起きてるひできす)
高知に行ってきたぜよ 2
前後しますが、もともと今回高知へは一番安い夜行バスで行くはずでした。小田急バスで新宿から高知駅まで確か往復2万2千円くらい。
しかし、いつの間にか話が大きくなり母親も同行することにすでになっている。
若いひできすだけならいざ知らず、母親に夜行バスはつらいだろうということで、急遽寝台列車で旅行することにしたんです。
列車で行くならかねてから行ってみたかった大杉というところに途中下車も出来るし、列車のほうが風情がある。安くはないがまあ、たまにはいいでしょ。

さて、ひできすはその日秋葉原で買い物のあと、友人と会ってそれから夜10時東京発の寝台特急サンライズ瀬戸号に乗るという計画。母は横浜からのほうが近いのだが、方向音痴の母が何らかの理由で乗ってこないということは
おおいにありうる。だから僕らは始発駅の東京駅で待ち合わせることにして、東京‐高知の往復割引乗車券を買ったのでした。この割引で4千円ほどセーブできた。
この寝台特急は香川県の高松行き。高知に行くには乗り換えなければならない。近くの駅で発券してもらった特急券は行きが東京‐児島経由‐大杉、帰りは高知‐児島経由‐東京。児島というのは瀬戸大橋の付け根にある町です。

家に帰ってチケットを見て「おや?」と思った。四国内の特急料金はサンライズ号や新幹線と乗り継ぐと割引になるはずなのに、
2100円も取られている。なぜ?すかさず、家にあった時刻表を調べてみる。

乗り継ぎ割引は坂出(児島の隣駅)で乗り換えなければいけない…
ちょっとJRさん、割引になるのわかってて何で児島経由で発券したんですか?そりゃないでしょ。一般旅行業取扱主任者の資格を持つひできすをなめてはいけません。
翌日駅で変更してもらったら、四国内の特急料金は
890円になり、差額をきっちり現金で返してもらいましたよ。ただでさえ高いんだから。
で当日…
母は、夜9時半に東京駅のホームに現れました。これでひと安心。
そして出発10分前に14両編成で入線してきた
サンライズ瀬戸号は、全車両2階建てで、センスのよいワインレッドにゴールドのラインが入った、今までの寝台列車のイメージを一掃する斬新なデザイン。なんか、わくわくしてきちゃったよ、おいら。

さて、ひできすはなぜ大杉に行きたいのか?サンライズ号の中はどうなってんの?とか言う疑問への答えは、長くなったので次回に持ち越します。ごめん(土讃線)。
高知に行ってきたぜよ
生まれ故郷の高知に行ってきました。
閑話休題(って、まだ2行目…)
四国、特に高知県には変な名前の地名や駅名がやたらあります。
手始めに、高知県西部の予土線の駅(クリックで拡大してね)
君い、失礼じゃあないか。いきなり
はげはないでしょう、ハゲは。そういえばダブリンで僕の身近にいる人には髪の毛の薄い人が多かったりもする。
考えてみると、この路線の車掌は毎日
「次はー、はげぇ。ハゲでございまーす」ってやってるんですかねぇ、やっぱ。
ではひできすは髪、どうかというとこれが

(土讃線)
つぎはぁ、おおすぎぃー、おおすぎー。いやみですねー。
蹴りが飛んでくる前に

(同じく土讃線)
つぎはぁ…(自粛)。ついでに、ちんちん電車も

(土佐電鉄)
いいんだ、許す(何を?)
しかし今日の日記ってとてつもなく

(またまた土讃線)
というわけで本日の笑点、これにて お ひ ら き。
ひできす、帰省する
ダブリンからロンドンまで1時間、ロンドンからニューヨークまで7時間、そこから東京まで13時間。いやー帰ってまいりました。
ところで一緒に飛んできた同僚はなんと佐渡島出身。これから続く旅思うと、同情せずにいられない。
疲れた体を引きずりながら、僕らは新宿へ。同伴の友人が乗る新潟行きの夜行列車が出るのが夜11時ごろ。このあと1時間ほど電車に乗れば帰れるひできすはやさしいので、夜行の出発時間近くまで飲み屋で付き合ってやる。
いや最近の日本の飲み屋はすごいですな。僕たちが入った所は、デーブルにタッチスクリーンの画面があり、そこから注文する仕組み。スクリーンは取り外して手にとることも出来る。

ビールも2杯目にはいるころ、このスクリーンから小さな声が出ていることに気がつく。
「スクリーンをスタンドに戻してください」はあ、すいません。友人がスクリーンをスタンドに戻す。スタンドと一体化したスクリーン氏はしかし、
「スクリーンをスタンドに戻してください」戻したぢゃんよー!
「スクリーンをスタンドに戻してください」「スクリーンをスタンドに戻してください」しかも、声だんだん大きくなってるし…。
そろそろ周りの客も気づき始めている。
僕は、
「おい友人、この機械やーな感じだな」
「スクリーンをスタンドに戻してください」僕はぶち切れて機械を壊す前に、店員を呼んで文句を言った。
店員は
「あ、これはコンセントが抜けてしまって、バッテリー切れになりかけているんです」
だったらそう言わんかい、このいやみスクリーンが!10時を回った。そろそろ帰ろう。友人はこれから佐渡までの長旅が待っている。駅のコインロッカーで預けた荷物を取ってきた友人はしかし、絶望的なまなざしを僕に向ける。
どしたの?
「電車、
なだれのため運休だって」
「......」
「しょうがないから今から板橋の弟に連絡してみるよ。じゃあね」何か言ってやりたかった。しかし、あまりのことに僕は絶句していたのだ。
ヒューー。
歩き始めた友人の背後を冬の寒々とした風が通りすぎる。
ダブリンでは僕の先輩に当たるこの人の背中は...かなり寂しかった。
ひできす、人生を語る
同じく
12月28日の日記にある僕の古いPCの話ですが、CDにデータを焼く事ができずに苦労したことを書きました。
何度も言いますが、僕とSnigelの部屋をフロッピーディスクを持って20往復はしました。
実は先日この古いPCは、コンピューター初心者の友人のもとへと旅立っていきました。それで長年世話になったこのノートパソコンに別れを告げるべく、手にとってしみじみ眺めてやりました。
うん、なんたって14.1型は、コンパクトで運びやすくて良いね(ひできすの現在のPCは15型)。その上古いとはいえ、きれいに使っていたので見劣りがしない。友人め、得したな。
PCの後ろ側には各種接続用の色々な穴が開いているのですが、ひできすは、よせばいいのに気づいてしまいました。
「おや?」
なんとそこには古いPCなぞに付いているなどとは夢にも思っていなかった
USBポートがひとつだけ、申し訳なさそうに付いているではないか。
ということは…
フラッシュメモリーやMP3プレーヤーが使えたということは…
データの引越し、1回で済んだ…
(へにゃへにゃー & がくーっ)なんという無駄なことをしていたのだろう。
…データの引越しというやつは人生の縮図である(ひできす‐過労死)。
…人生には気づかなかった方が幸せなこともある(ひできす‐どん底)。
つ、疲れた!
明日から日本です。今回は生まれ故郷の高知へも足をのばしてみようと思っています。
日記は日本からアップするかもしれないし、しないかもしれません。でわっ。
3年間も眠っていた写真
12月28日の日記で私の古いPCの話をしました。このPCに残っていた写真の中で見つけたのが、スコットランドに行ったときの写真。
たしか2日目の旅程で見たハイランド南部のこーんな荒々しい景色

荘厳、こんな言葉がぴったりきそうな景色。
この後、車がすれ違えないほどの細い道にちょっと入ってみた。
しばらく行くと急に霧が出てきて、あっという間に視界が真っ白になってしまった。この世のものとは思えない速さで、霧は僕らを完全に包みこんでしまった。
するとどこから現れたのか女性のおまわりさん。ちょっとそこで待てというジェスチャー。
しばらくすると、またこの世のものとは思えないほどの速さで霧が晴れてゆく。僕はたぬきに化かされた気分でおまわりさんに聞いてみた。
「いったい何がどうなったの?」
(おまわりさん)「ああ、今のは
映画ハリーポッターの撮影です。人口的に霧を作っていたんです。もう通って結構ですよ」
おお!
それで、通りがけに撮った写真がこれ。

旅行の後、
「あの建物はいったいどのシーンだったのだろう」
と、映画の公開を待ちかねていたものです。
この映画の3作目をごらんになった方、あの建物は巨人ハグリッド(魔法生物飼育学講師)のハットでしたね。
本館(アイルランド真実紀行)で読めるひできす日記集
Snigel氏主催
「アイルランド真実紀行」の別冊ページを担当するようになったのが2005年の10月。それ以前にもひできすは彼のHPにたびたび登場しています。以下にアーカイブを作ったので興味のある方はどうぞ。
ひできすがゆく--プラハ途中まで一人旅--
その1-2002年8月27日。
その2-2002年8月29日
その3-2002年8月31日
その4-2002年9月6日
その5-2002年9月9日
その6-2002年9月19日
その7-2002年9月21日
その8-2002年9月28日
なべて世はこともなし-ひできす代打日記
冷凍庫を開けっ放しだった罰。ひでかす復活(1)-2003年10月23日
冷凍庫を開けっ放しだった罰。ひでかす復活(2)-2003年10月26日
冷凍庫を開けっ放しだった罰。ひでかす復活(3)-2003年10月29日
我が家のとある土曜日の朝-2003年12月6日
速報?天皇・皇后皇后両陛下ダブリンに到着-2005年5月7日
ひできすSpecial. その後の我が家-2005年8月9日
投稿編
作者宅同居人ひでかすからの報告。ワールドカップ2002-2002年6月9日
掲示板投稿
*古い投稿なので返信投稿はお控えください。感想は別冊(このページ)コメント欄へどうぞ。
ばか犬Taroがゆく(初回)/(青春編)/(風雲編)-2001年7-8月
*下から投稿番号304-319-329の順に読んでください
暇ですねえ-2001年8月4日
*投稿番号338
ほかにもまだ存在するかもしれませんが、もう思い出せませーん。
なおアイルランド真実紀行管理人のSnigelは誤字脱字が多く、私のことをひでかすなどと記述することがありますが誤りです。正しくはひできすですので、念のため…
謹賀新年
あけまして、おめでとうございます。新年いかがお過ごしですか?
初日の出、年越しそばwith紅白、神社参り、その他それぞれいろいろなすごし方があったでしょう。
正月にちなみ、ここアイルランドで手に入らない(と思う)、しかもひできすがめちゃ好きなものといったら…
くろまめand
伊達巻いま、まさにおせちを食べている人、ひできすはモーレツにうらやましい。
新年早々愚痴ってしまいました。ともあれ、今年もよろしくお願いしまーす。
*リンク欄に私の過去日記集を追加しました。過去にSnigelのホームページに書いた物を辿ることができます。