高知に行ってきたぜよ 8
土佐の 高知のはりまや橋で
坊さんかんざし買うをみた
御畳瀬 見せましょ浦戸をあけて
月の名所は桂浜
言うたち いかんちやおらんくの池にゃ
潮吹く魚が泳ぎよる
(歌詞の解説は
こちら)
やってきたのは、上の
「よさこい節」で有名な
はりまや橋。
日本三大がっかり名所なんてひどいことも言われた(過去形)赤い橋。ひできすの子供の頃のはりまや橋はがっかりの全盛期だったことを思うと建て替えられて少しは良くなった。
高知市の繁華街といえば、昔から全天候型アーケードの帯屋町(おびやまち)。だが、この商店街が郊外の大型ショッピングセンターに客を取られてさっぱり閑古鳥が鳴いている。昔の姿を知るひできすにはちょっとさびしい景色だ。
そんな中、帯屋町で頑張っているのが、新名所とも言われる「
ひろめ市場」
ドアのない大きなビニールカーテンの入口と、どでかい招き猫にどきもを抜かれます。
カーテンをくぐると、なんだか色んな種類の店がごっちゃごっちゃと入り組んで置かれていて、狭い通路を人に当たらないように気をつけて歩くあたり上野のアメ横のような様相だ。
ところがこのひろめ市場、ところどころで広くなっていて、屋内ビヤガーデンのようになっている。客は周りにある屋台のような店で好きな食べ物や飲み物を買ってきて飲む。これが人々の憩いの場というか、友達とおしゃべりするのに格好の場所となっている。色んな店から、色んなものを選んで食べれるのがいい。
そういえば私やSnigelの住むダブリンにも似た感じの所がありますねぇ。そうAbbey Streetのあれ、何ていう所でしたかね。
なんか、つまんでいきたかったけど夕食の時間が迫っていたので却下。
この日の夜はばあちゃん家で一泊。みんなで寿司を食べに行った。
もうこんなもんでしょ。次回、たぶん
最終回にします(長すぎて疲れた)。
高知に行ってきたぜよ 7
桂浜荘で夕食のあと、がらがらの大浴場でサウナや泡風呂を独り占めのひできすは、
「あー、よ き か な」そして、男衆の部屋に戻りビールを飲みながらとりとめもない事をしゃべるのだが、程なくして皆酔っ払って寝てしまった。取り残されたひできすは
いかん、アイルランドで鍛えられて知らないうちに酒、強くなってしまった。酒豪といわれる土佐の男どもに勝ってしまった(うれしくもなんともない)...
そして、ひできすは時差ぼけで眠れない夜に悶々とするのであった(再涙)
お待たせしました。そして翌日の朝やってきたのは
月の名所、桂浜。(溺死の名所だったりもする)
そして黒潮をのぞむ丘に立つ、歴史上偉大なるそのお方とは
そうです、ひできす(ばきぃ)痛っいなあ。冗談ですよ、冗談。いいぢゃないすか、ちょっとくらい(ぶつぶつ)
そうです、太平洋を望むその雄姿とは、も・ち・ろ・ん (大変お待たせしました)
うしろ姿やんけ(どばきぃ)ばばばっかだなぁ、この太平洋に向かって堂々と立つ龍馬がいいんぢゃないかあ!
何、どうしてもお顔を拝見したい?しょうがないなあ、まあ
これでも見てがまんしてよ(つうか顔、撮らんかったんかい?)
土佐生まれのひできすですが、べつに生まれに関係なく龍馬が好きです。しかしこの銅像、何度もなーんども見に来たので、あまり写真は撮らなかった。
ついでといっては何ですが、桂浜には
犬みたいな魚がいます。
(桂浜水族館にて)
次回はちょっと高知市内に出かけてみましょうか。
高知に行ってきたぜよ 6
「ごめん」...ん?
「ごめんでございまーす」なんのこっちゃ...はっ!
母に揺り起こされたひできすは、完全に熟睡していたらしい。
ごめん(後免)に到着したのである。
大杉から後免まで約50分僕らは各駅停車に乗った。ここで叔父にあい、墓参りに行くのだが、ホムペで話すこともないのでカット。
ああそうそう、途中で滝を見た。
轟の滝という、ものすごい田舎道を上ったとこにある滝で、ひできすはこんな所無名でたいした滝なんてないさ、とたかをくくっていたら、なんのなんの
こういう滝は、少なくとも僕は見たことがない。山肌に2段のおわんが出来ている。
2段目の滝つぼなんぞは、水が作った削り後がくっきり見える。岩が比較的やわらかい地形のせいだろうとひできすは素人考えをしてみた。
たしかにこの辺は岩がもろくて、その辺のむき出しの岩盤も触るとぼろりとくずれた(オイ)。
がけ崩れや地すべりの跡もそこらじゅうにある。
叔父「滝、もう一個あるけど見る?大荒の滝というんだ」
また、強烈な名前を...
叔父「でも、轟の滝に比べたらしょぼいよ」
ひできす「僕、今強烈に眠いです」
ひできすは無礼なことを言っていますが、母も丁重に辞退した。
それでは、ばあちゃん拾って桂浜に直行ー!
僕らは総勢6人になり、叔母が予約していた桂浜国民宿舎へ向かった。陽も暮れかかっていた。
よくわからん木彫りの龍馬(らしきもの)が迎えてくれる、国民宿舎「桂浜荘」。
次回いよいよ龍馬の登場!
高知に行ってきたぜよ 5
Snigel(親HP)の掲示板が
歯抜けネタで盛り上がっている中、ひできすはまだ高知市にたどり着いていません(僕が旅行記をやるといつも長くなる‐
プラハ旅行記参照)。
別冊アイルランド紀行なのにアイルランドネタが少ないという苦情が来る前に、先を急ぎましょう。
ここは大杉。一見何もなさそうな田舎の村。昔ここは単に杉という名前だったらしい。それがなぜ大きくなって、大杉なんでしょうか?
駅を出て吉野川支流の穴内川を高知方面に15分ほど上ると、八坂神社へ上る階段がある。
ちょっと母親にはきつそうな階段。事実何段あるか数えていた母も途中で投げてしまった。
いやなんの、悲鳴を上げていたのは実はひできすのほうだったりして。
そして現れるのが、
じゃじゃーん
特別天然記念物‐杉の大杉推定樹齢3000年以上。屋久島の縄文杉(推定7000年)についで2番目とおもわれ(詳細は調べてませんが)。
以下、高知県文化財保護委員会の「特別史跡名勝天然記念物図録」より。
…幹はふつうの杉のように円柱状をなさず、南側の反面が3ヵ所で板状の大きな突角をなしている。南大杉、北大杉とも主幹は高く位置して壮観を呈している。株が根元付近で2つにぱっくり割れており、それぞれ南の杉、北の杉と呼ばれている。大昔この割れた空間でばくちが流行っていたらしいと言う地元の人もいた。
僕の知識では杉というのはまっすぐ空に向かってそびえているもんだと思っていましたが、この大杉はぐにゃぐにゃしています。そして力強いです。
ひできすはどうも森というものに深い感動を受けるたちのようです。これは幼少時の経験から来ていると思われます。宮崎駿の
「となりのトトロ」に出てくる里山の森に理想像を抱いたりします。大樹があると触ってみたり耳を当ててみたりしたくなります。
そう、ひできすが大杉にやってきたのは大杉を見るため(単純明快)。
ここにはこの杉を見るためだけにやってきました。ついて来させられた母も、すごいすごいと喜んでくれました。
満足したひできすは「んじゃ、杉も見たし…帰ろっか」と、高知市内で待っているばあちゃんが聞いたら、怒りそうなことを言ってみるが、母はひできすのある変化に気づいた。
覚えていますか皆さん?そうです、ひできすは
ほとんど寝てない!(涙)この時点で
極度の睡魔に襲われ、ふらふらになっていたのです。
ふらふらーっと次回に続く。
高知に行ってきたぜよ 4
窓の外が明るくなってきた。
おお、今はまさに
瀬戸大橋をわたっているところ。いくつかのつり橋をつなげ合わせた巨大な大橋だ。つくづく、よくこんなもん作れたもんだと思う。人間ってすごい!
そして、列車は四国の坂出に到着。
乗り換えの列車が入線する放送が入る。放送が終わり列車が入線してくるまでの間、ホームにはなんとあの
「瀬戸の花嫁」が流れる。四国に来たーという気分になる。ビバ四国!これ、観光で来た人にはとってもうれしい演出だけど、ふと思った
これ通勤通学で毎日聞いてる人は飽きるよ…たぶん列車は琴平、阿波池田をすぎ、かの大歩危峡谷をゆく。
ひできすは再度、「よくこんな所に線路が敷けたもんだ」と思う。険しい峡谷沿いのがけっぷちを列車は進み大歩危駅に到着。ここで列車の待ち合わせるのだが、カメラを持ってホームに出たひできすに車掌が、
「そこの階段おりてくと川のそばに出られるけ写真とってくるといい。発車するとき呼んだるけ」
まあ、親切な。つうか、のどかですな。
で写真を撮って戻ってくると、反対方面の列車が入線していて、それにひできすは度肝を抜かれた。
あ、あ、あんぱんまん......ですか?そうなんです、高知はアンパンマンの原作者やなせたかしの出身地で、アンパンマンミュージアムなんてものも存在するくらい地元じゃ有名。JR四国もしかし思い切ったことを…。
「次の停車駅は大杉ー、お お す ぎ でございまーす」…言った!(当たり前だ)
やっと高知県に入り(大歩危は徳島県)、ここが最初の目的地‐大杉。
まだまだ続く(…のか?)