目からう〇こがおちたお話
アイルランドに観光で来る人たちというのは我々アイルランドに住んでいる人間が気がつかないことに感動できるという特権があります。そらそうですわな。ダブリンに住んで毎日通勤通学してれば、多少バスが遅れたり、まったく来なかったり、壊れて煙を吹いていたり、事故って川に落っこちていたりしても(したんかい??)驚かないものです。
好奇心がなければ、ちょっとした事象は景色に埋もれてしまって気がつかないですよね。
本館管理人のSnigelのすごいところは、彼はこの好奇心が人一倍なんです。だから彼の周りにはいろいろなことがおこる。いや、私に言わせれば彼はそれをむしろ探しに行っているのです。だからSnigelが飛行機に乗ると、遅れたり飛ばなかったり、飛んだけど戻ってきたり...ん?なんか論点がずれてきましたな。
ともあれ、ひできすはこれを見習っていつもなんとも思わない景色を好奇心をもって見回してみました。
...おや?これはなんだろう?
ダブリンに点在するジョージアンスタイルの建物の玄関脇にあるこの物体。いわれてみるとあちこちの建物にこれがある。ふむ...
ひできすが愚考したのは
傘立て
え、どうやったら傘が立つんだって?わかってますよ、だから愚考だといったんです。それくらいしか思いつかないんだから。
で、職場のアイルランド人に聞いてみました。興味のある人はこの先を読まないで考えて見ましょう。わかってしまえば何のことはない。
...
そう、ほんとに何のことはない。これは昔道路が舗装されていなかったころ、天気の悪い日が多いダブリンでは家に入る前にブーツにこびり付いた泥を、例の奇妙な物体にこすり付けてはがすのが習慣だったのだそうです。
なあんだ、そんな事か。
しかしまあ、気になりだしたら気になるオブジェです。これを聞いたひできすはまさに
目からう〇こがおちた
のでした。はい、かしこ。