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Friday, July 14, 2006

小休止 - スパイスの効いた午後の我が家

本館・なべて世はこともなしの続編です

本編のあらすじとはこうでした。

われわれの友人がスウェーデンでおみやげに買ってきてくれた世界で一番臭いといわれる食べ物。

中で発酵して、今にも爆発しそうに缶が膨張している。

ところでもし飛行機の中で爆発したらどうするのだろうか。昔聴いた話ですが、飛行機の中で正露丸を飲もうとふたを開けたら、例の強烈な臭いが機内に充満し、緊急着陸の騒ぎとなったこともある(その航空会社は日系ではなかった)。


ある天気の良い平日の午後、その儀式はおごそかにとり行われる...はずでした。

しかし、その臭いたるやこの世のものとは思えない
どーしても形容することの出来ないハイパー・スティンクな臭いです。



開けますよ、いいんですね。開けちゃいますよ。


カシュッ(缶切りが入る)

ブシュシュー(吹き出る)

ぷーん(臭い)

友人: うぎゃー!
Snigel: あべしー!
ひできす: ひでぶー!
隣人: ぽっくり!(こらこら)



ショックでほとんど白目になって死相がでていたひできすの目に映ったのは30秒も経たないうちにやってきた3匹のハエ。においの強さもさることながら、その広がり方の速さとハエの反応の速さには素直に驚いた。

このハエ達にきくと、本能をくすぐる強烈な臭いに、腐った野菜で有名なダブリン中心部のメアリー・ストリートからここまで音速で駆けつけたという。

今でも吐き気がするのでひできすのページには中身の写真を載せません。見たい人はSnigelの本館をどうぞ。


そして埋葬式のあと、いまだにハエ達が名残惜しそうに飛び回る開缶式の跡地に見つけたのは



さらなる犠牲者。


その世界一くっさい缶詰ですが、どこかに統計があるそうなんです。日本の納豆なぞはそのトップ10にも入っておらず、くさやがかろうじて10位前後とか。

職場の同僚に聞くと、知っていました。そのまえにものを知らないひできすは


ところでくさやってなあに?


と聞きました。とーっても臭い、日本の魚の干物だそうで


あの、ウンチのようなにおいのするやつよ


...そういうたとえしかないんすか?ないのならしかたないんですけどね。



で、くだんの缶詰はというと

あの、人の死体のような臭いのするやつでしょ?


...あなた、かいだことあるんですか?



いやーな間が空いた後、聞いてみましたよ私は。


ところで榎本さん(仮名)、その缶詰いつ食べたんですか?


そこで彼女は

やあねえ、食べたことも見たこともないわよお。雑誌で見ただけ。

...

まぎらわしい事を言うんじゃない!



さて、ひできすの旅行記はまだまだ続きます。(7回で終わるといったのは誰だ?)


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どうも、ご無沙汰しております。あの、せっかく体をはってレポートしてくださったのにこんなことを書くのは非常に恐縮ですが、もういちど、あの缶詰を買って、今度はすぐ開けてみてはどうでしょうか(笑)。さすがに長い間放置しておいたものではスウェーデン当局から「それはフェアじゃない!」とつっこまれるのではないでしょうか(笑)




スウェーデン当局は輸出を禁止するべきです。世の中に恐ろしいものは地震、雷、火事とおやじだけだと思っていましたが、こんなに恐ろしいものが世の中にあるとは思いませんでしたよ。




あれはスウェーデンの秘密兵器なのよ。あんな顔してスウェーデンは武器輸出が得意なんですよ ( これホント )。サーブのジェット戦闘機とか戦車なんか結構な性能だったんですから。で、本当はあの缶詰はショック式並びに時限式のサイレントソルジャー(地雷)なワケです。スウェーデンの国境線とか海岸線に行くと警告標識としてこの缶詰のマークが張られています。みなさん気をつけましょう( これウソ )。




それを踏むと、みんなして「ひでぶ」になるわけね。そんでもって、3万匹くらいのハエにたかられて...(うわぁ)




俺のセリフがない...まっ、いっかー。



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