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Saturday, September 16, 2006

地球は丸い-アメリカ周り日本行き12-最終回

最終回の今回は飛行機のファーストクラスというのはどんなもんかというレポートです。


ひできすの席は1J は一番前の右側です。ユナイテッド航空ファースト・スイートのシート配列は1-2-1で、全ての席に通路があります。シートは電動でマッサージ器がついており、ボタン一つでベッドになります。個人用スクリーンは他社より小さめですが、14チャンネルの番組のほかに個人用ビデオスロットがあり、さらに多くの映画を楽しめます。

ウエルカムドリンクのシャンペンを飲んでリラックスしていると、チーフパーサーが

Good Afternoon Mr. Hidekis. Welcome on board.

とやってきて、夕食のメニューを聞いてきます。ここまでは離陸前。


ニューヨーク、ジョン・F・ケネディ国際空港はこの時間は相変わらず渋滞しています。


フィンランド航空、マレブ・ハンガリー航空、オーストリア航空、チェコ航空、トルコ航空、ルフトハンザ航空と、欧州系がオンパレード。この時間に出て朝ヨーロッパに着くといういわゆるゴールデンタイムです。

暇なので航空機ウォッチでもしましょうか。


これが胴体が世界一長い飛行機といわれる、エアバスA340-600。見るからに長いでしょ。写真はイベリア・スペイン航空。


ああ、ついに発見。あの有名なフィンランド航空のムーミン・ジェット。見たい見たいと思っていたんです。キュートです。MD11という飛行機も旅客機としてはもう見納めといううわさ。


さて、離陸後シートベルト着用サインが消えるとドリンクのサービスが始まります。ひできすはビールが好きですが、このあと5コースミールが待っているので赤ワインをたのみ、そのまま食事でも同じものを飲むプラン。

10種類のワインから選んだのは、Clos St.Anne 2003 Pomerolというポムロール産ボルドーワイン。うまい!いつもLidlの安いワインを飲んでいるひできすには感動のうまさです。


ドリンクには温められたミックス・ナッツがついてきます。空になるとすぐにおかわりを足してくれます。


見たい映画は太平洋線でほとんど見てしまったので、Memories Of Geisha(邦題SAYURI)のビデオをもってきてもらう。


まずはマッシュルームスープと、バスケットに4種類のパンから好きなものを。


前菜は3種類からMashroom and brie bisqueを選択。


次にサラダ。カートで持ってきて好きなものを盛り付けてもらいお好みのドレッシングをかけてもらいます。これはうまかった。草好きのSnigelなら泣いて喜びそう。ちなみにこれはパルメジャンペッパー・ドレッシング。


3種類のメインから選んだのは、フィレ・ステーキwithローズマリー・ソースと
レモンタイム・ポテトパイ、蒸しアスパラガス。普段牛肉を食べないひできすも、この分厚いオーストラリア産ビーフステーキに舌鼓を打ちます。


このあとのチーズ・セレクションは満腹なのでパスし、ストロベリー・サワークリームと食後のコーヒー(スタバ)。


食後の楽しみはなんといってもこのアイスクリームwithサンデートッピング。これもカートでもってきて客に選ばせます。2種類のアイスクリームにホイップクリームとチョコレートソースをかけてもらいました。いつもはこの上のスライス・アーモンドをのせてもらいますが、何故かこの日はなし。

最後にベイリーズをロックでもらい、リラックスしましょう。Memories of Geishaは良くも悪くも有名になった映画なので興味があったけど、当のひできすはもう居眠りをはじめて頭は舟をこいでいます。

いかん。ニューヨークからロンドンまでの飛行時間はたったの7時間なんだから、映画はもうやめてシートをフルフラットにしてZzzz します。

...
..


明かりがつき周りが騒がしくなってきました。朝食の時間です。ホットかコールドから選べます。基本的に温かい料理がいつでも好きなひできすにはもちろんホット。


面倒だから英語で

Baked Tuscan Frittata with red pepper sause, Canadian bacon and sauteed turkey sausage.

これに、ジュース、パン、フルーツ、そしてコーヒーと、いやあ朝っぱらからヘビーだね。


到着時間が近づいてきました。ふと画面を見ると


アイルランド上空(おーい)。

ひできすはいつも乗務員にお願いしたくて出来ないことがあります。

...

「すいませーん、パラシュート貸してください」(爆)


さらに、私は声を大にして言いたい


降ろしてくれー!


いつも思うんですよね。何が悲しくてアイルランドを通り越して、ロンドンでくそ面倒くさい乗換えをして戻ってこなければいけないのか。


さて、朝食も終わりいよいよ飛行機は徐々に高度を下げています。朝のロンドン上空といえば悪名高い空の渋滞です。


このとおり、時間稼ぎの大旋回を少なくとも3回はやってくれました。


ロンドン・ヒースロー空港に到着したボーイング777。ヒースローでは珍しいパーキング(ゲートに着かないでバスで移動する)。

これまた悪名高いヒースローの入国審査も、ファーストクラスでもらえるFastrackカードで専用の空いているレーンを通るのでかかった時間は5分ほど。これはめっちゃいい気分。一般の列の混み具合はたぶん少なくとも30分はかかるでしょう。


人生最後かもしれないファーストクラスのフライトが終わりました。もうファーストクラスは乗らんでもいいや、と贅沢なことをぬかしておりますが、あのフルフラット・ベッドとヒースロー空港のFastrackカードはやっぱり惜しいです。全体的には、ある程度ほうっておいて欲しいひできすにはサービス過剰なファーストクラスは気疲れします。なにしろやたらにドリンクやら挨拶やらご機嫌取りやらで、ほっといてくれませんから。


ロンドン・ダブリン間は、別に珍しくもないので書きません。ていうか、ひできすは書いてて疲れ果ててしまったので、この辺でおひらきにします。無駄に長い旅行記に付き合ってくれてありがとう。


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お疲れ様でした。
ファーストクラスの詳細はなかなか見聞する機会がないのでタメになりました。
僕も過剰にかまわれるのが好きではないので自分の周りをうろちょろされたら逆に落ち着かないと思います。




ぐう...

...ん、何か言った?




Kiyoさんもひできすもサービスがさっぱりしている欧米系の航空会社があっているのでしょうね。日系はエコノミークラスでもある程度サービスのレベルが高いので、ありがた迷惑かも。



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